人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


平原の民 エディ

― マーチェス平原 ―

[まるで吹き荒ぶ嵐のようだ。
 先陣で巨躯を奮うマーティンにはそのような形容が胸に浮かぶ。
 いかなる備えがあっても、気迫で負ければ木っ端微塵に破壊される。
 彼が獲物振るう度、地を伝う衝撃が届くほど。
 敵としては恐ろしいの一言だが、自軍に在っては頼もしい。]

 !? 待て、血気に逸るな! 
 行き過ぎだ、戻れッ…!! ……っ!!  

[一方で、命中に勢い付いたか、向こう見ずな同胞が我彼の距離を見誤り吶喊し、敵の切り返しに直撃を受け地に落ちたのが見えた。
 体勢を立て直す隙を作るべく即座に矢を番え弦を引き絞り放つが、敵も動く。
 仕損じた後では遅い、一人は射抜けても二人は間に合わない。]

(47) 2016/02/15(Mon) 02:42:52

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