……そうですわね。治癒魔法が不得意な方もいらっしゃるでしょうし。――でもレントナー様がいらっしゃるから大丈夫、でしょうか。[レオが仲間達を案じる言葉に頷きつつ、何処かで自分達を見守ってくれている筈の癒官の名前を上げる。今回の一件で知り合った相手だが、少女は自身が治癒の魔法を扱える故に彼の腕前を体験していない。余裕があれば、是非治癒魔法の師事を受けたいものだ。]