[ドロシーを見送ったあと、アイリをみやる。
先ほどベッドに潜っていた彼女とは違って、ドロシーに応対した彼女はとても溌剌としていて――まるで、別人のように思えた。]
えっと、その……。
[どう、声を掛けていいのか戸惑ってしまう。
だからアイリが何かを喋り出すのを待っていると、彼女は小箱を取り出してシュテラに渡してくれた>>48。]
えっ、いいんですか? ありがとうございます。
[戸惑い半分の笑顔を浮かべて受け取り]
……では、失礼しますね。何かあったらお呼びください。
Merry Christmas.
[どうやら元気になったようだしもう大丈夫だろうと礼をして、送ってくれた言葉を返して部屋を出た。
貰った非常食は自室に戻ったときに食べよう。そう考えながらポケットに小箱を入れ、急いでダーフィトの部屋へ向かった。]