くっ……!! 外道め……!![放った呪に対し掲げられる捕まった者達>>45。遠目にその結果を見て、男は非難の言葉を吐き捨てた。盾とした者を捨て、他の民を引き摺り離れ行く騎馬に歯噛みする] 長居はしないと踏んでいたけれど、まさかあんな手に出てくるとは…。[この場を凌ぐと言うのが王子の判断であり、それは間違っていなかったのだが、敵の動きは予想外だった。元よりそれが目的だったのかは知れない。嵐の如き一団が隊を掻き回して行ったのは確かだった]