― 宇宙船 艦橋 ―[侵略者とはなにか。今後どう動くべきか。どうすれば別の場所へ移動できるのか。奇妙な艦内を歩きながらの思考は、いくつ目かの扉を潜ったときに途切れた。ひときわ広い部屋には大きな窓があり、美しくも恐ろしくもある蒼と黒の世界が押し迫ってくるようだった。その神秘的な光景の狭間に立つものに、視線を奪われる。>>35]