― 鎮圧軍撃退後・クリーク砦 ― こうして顔を合わせるのは、6年ぶりだ。 手紙での定期報告を仲介してくれてありがとう、礼を言うよ。[幼少の時分より何かと世話を引き受けてくれ 日常の雑事から平原の近況、時に決起計画の動向を カークを介して届け続けてくれた同族の男に頭を下げる。 彼だけではない、多くの友や同胞が絶え間なく連絡を寄越してくれていたから、彼らにも。]