……いや、知らないのなら構わない。 ともあれ、その男も僕達の協力者だ。 もしかしたらいずれ会うこともあるかもしれないから、覚えておいて欲しい。[知らない、か。果たしてあの男は何者なのやら。その後、ハールトの防衛に関する具体的な話をいくつか交わした後に別れただろうか。] 王子は、カレルは必ず生きている。 いずれ決起する時のために……ハールトのこと、頼むよ。*