人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


よふかし リヒャルト

―午後―

[――器用な姿勢で眠り続ける可笑しなうさぎ。
みんなそんな光景に慣れっこでそっとしておいてくれる。
時折耳をぴくぴく動かすけれど目覚めの気配は遠い侭だ。

昨夜の雨がうそみたいに、射し込む日差しがぽかぽかと心地良い。

…――不意に、傍に近づく気配に気付く>>45
危険はないと判断してしまえば目を開ける気はない。

気配を探れば存外近い距離のだれかさん、肩でも枕にしちゃおうか、微睡みながらぼんやり考えて居れば、頬に、何か、押し付けられる感触。

なにか、甘酸っぱい匂い、なんだろう?
鼻をひくつかせて、たべもの、とだけ判断すれば、あー、と口を開けて催促。だって、そこ(頬)はおくちじゃない]

(47) 2014/04/14(Mon) 18:14:07

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