― 通り ―[料理をするのは苦ではない。というか、それなりには出来ていると思う。問題は、地下に持ち込むかどうかの一点で。そんな理由で佇んでいたら、声がかけられた。>>37] ……ああ。 リア。それに、ヴェルナーか。[くるり、振り返る。認識する順番が猫優先なのは常の事] いや……地下書庫の探索に行かねばならないんだが。 食事をどうするかで悩んでしまっていた。 食べて行くか持って行くか、ここが悩ましい。[問いに返す言葉はとても、突っ込み所にあふれていた。*]