[もう一口喉を潤すと、かるく天を仰いだ。>>44大樹の陰にちらりと見え隠れする褐色の膚が、逆光にひかり、黄金を帯びている]……詳しいんだな。兎も虫歯になるものなのか?[手元のラヴィはぴすぴすと鼻を鳴らしているばかりで。唇を開けようと指で押せば、嫌がってぴょんこと膝を降りてしまう]…あ。[ぴょいぴょいと跳ねてゆく兎の姿を、瞬きして見送り、かるく、ため息をつく]