… 、[互いにもはや、言葉はない。再び馬が駆け刃と刃が合わされる。馬と馬の身体が合わされて、どうと馬上に衝撃が走る。ごく間近に刃し視線を合わせて、再び離れた。] ( たわけが───… )[望んで刃を合わせながら、ちりりと感じるのは苛立ちか。微量の苦味を飲み下し、再び振るった槍が彼の脇腹を捉えた。]