[…別の言い方をすれば、数秒で意識を失えるほどには
常に身体を極限状態に置いていると言えなくもないが
それで働けているので、ダーフィト自身は気に留めていない。
寧ろ、よく眠れていいじゃん。くらいの気概である。
とはいえ、起きていてもすることといえば、]
あー…だりぃ…
[手袋を外してポケットへ捩じ込み
あーだこーだと寝るための方策を考えるくらいだった。
煙草が尽きそうだったので傍の壁へ適当に押し付けて、消す。
生真面目な新人>>14が見回ってでもいれば叱られそうだが
そうなれば寝惚けていたことにしよう。そうしよう。
頭の中で幾つか言い訳を考えながら、ゴミはゴミ箱へ。
医務室が見えれば一度二度と扉を叩くのは一応の礼儀。
常から返事を聞かずに開けるので、
あまり意味を成していないかもしれないが。]