そうですね。
宿屋の暖炉の火が消えるようなことがあっては、それこそ村のみんなが困る。
[シモンの言葉>>31に納得したようにうなずく。]
ならお持ちしましょう。
…いえ、僕の小屋の薪は充分にありますから。
[シモンは自分の申し出を断らなかった。
彼が背負った薪を受け取りながら、良かったら持って行くかとの言葉>>35には軽く首を振る。
遠慮ではなく、この冬を越せるだけの薪はすでに蓄えてある。]
では行きましょうか。
ちょうど宿屋にも野菜の配達を頼まれていたところです。
さあ、ゲルト。
[子供のように憮然とした様子のゲルト>>34にため息をつきながら促し、宿屋に向かって歩を進めた。]**