○月×日。子一つ時。
我、己が運命(さだめ)に従いて傍観の記録を開始せり。
以後、我が言は総じて筆記により発っせらる。
『○月×日 パメラの人狼日記』
『私は出会いの村を訪れた。まだ人狼騒ぎに関する噂の影は息を潜め、村は息を呑んでいるかのような感触を受ける』
『とりあえず村の人に挨拶をしよう。と、私は色々な人に挨拶をしてまわった』
『「ごきげんよう!私はパメラです!しばらくこの村に身を寄せさせていただくことになりましたのでよろしくおねがいしますね♪」』
『村は穏やかさが染み込んでいた。果たして、人狼騒ぎは事実のものなのだろうか……?そう考える私の心にはおおよそコップ一杯分の油断が生じていたのだった』