年月は人を変える、か。[白い歯の覘く笑み>>41に目を細める。殺意の無さに苛立つような気配も帯びて]君は染める側かと思っていたのに。そんなところが甘いというんだ。不得手というなら、問答無用で来ればいい……[彼の目が向く右手にではなく、左手に僅かな力を入れる。とはいえ6年前の試験を共に受けた仲、隠し手も知られている相手ではあったが。それを使うよりも先、ベリアンが更に口を開いて]