[けれど――…明けぬ夜のないように。終わらぬ冬のないように。犠牲となった者が遺し、人狼であった青年に守られた、一鉢の 窓辺の薔薇に。ほのか色づく、小さな蕾の見える頃には。遅い雪解けの雫の音に、季節のうつりゆくを*想えるだろうか*]