[ 彼の想いを、ゆっくりと時間をかけて伝える。
ネガティブな感情や言葉は伝えず、僕の中で確かに
預かっておこう>>4:396。
必死に平静を保ち、言葉を伝えたつもりだけれど
途中で何度も言葉に詰まり、下を向いてしまった。]
……馬鹿な奴だ。
どうしてまだ若いのに……
希望も未来も何もかもが存在したのに……。
死ぬなら、僕の方がっ……!
[ 僕は彼の身体のことを何も知らずにいた。
例え真実を知っていたとしても、彼を守りたい、
彼の力になりたいと思ったのは、変わらなかっただろう>>1:162。
──寧ろ、似たような境遇にあったと知れば。
ますます過保護心配性を発揮していたかもしれない。
身が震え、感情を止められず
裡に秘めたねがいをぽろりと零してしまったが。
──どうせ、この身は
近々 から。]