『……あのこと一緒にいきたいの?』『……そうね、あなたならば……』『……あなたに、精霊の真名をあげるのだわ』『……各務さんにはもう必要ないの、各務さんは各務さんとして、ここに在れるから』『……鏡の精霊シュテルンの名と、力を、精霊に愛されし嵐の龍に……』『……あのこを、お願いね?』