― 休息後/草原 ―
[戻ったシュタイフェ・ブリーゼで、副長他、付き合いの長い面々からは総突っ込みをもらった。
あんまり無茶するな、お前以外の誰がこのじゃじゃ馬操れるんだ、わんこだからって大将と同じ事するな他色々と。
それらは全て、ごめんー、という軽い言葉とへらっとした笑顔でまるっと受け止める。
そんな予定調和の後、しっかり飲み食いして色々を回復させて]
……うわ、もう回復してるし……。
[呼びかけに応じ、現れたバロンの様子に、思わず上げたのはこんな声。
その後に降り注いだ真白の光──祝福と称されたそれから感じる力は大きくて]
ほんっとに、『王』なんだなぁ……。
[改めて、その事実を噛みしめつつ、誘われるままに森を迂回して]