[しばらく呆然と座り込んで動かないでいた。誰かやってきて、神父に話しかけていただろうか。誰が話しかけても、ただ、少女の名前をつぶやくばかり。しばらくその状態でいたが、突然立ち上がり、]リーザっ!![叫んで、誰も止めなかったら、吹雪だろうとかまいもせず、外に飛び出そうとするだろう。少女の姿を雪の向こうに求めて――…**]