[師の力が生み出した、火薬の香りが周囲を漂う>>41。
背後へ向け掛けられた言葉、視線が合うことはなかったが]
ええ――勿論。
[樹と火の理、そしてそれをも超える生命の力を、自分たちは共に知っている。
馬上の人を狙う師の動きを邪魔せぬよう、引いた位置から周囲を見る]
……貴方は、こちらへは来ないのですか?
[眼差しは自然、一歩引いた形の従者>>42の方へと向く。
何もしていない、ということはないだろうが、相手の策はまだ見えぬ頃合い。
低木の一本に力を送り、その枝を彼に絡みつかせようとする。
遠隔なこともあり、嫌がらせ程度の勢いではあるが*]