[王都より戦列へと戻る騎兵の1部隊は、そのまま散開状態の北側の敵騎兵の一団>>29へと突撃を仕掛ける。その陣形はさながら巨大な矢の如く。敵陣を食い破る意志を示した陣形の騎兵隊は、散開する敵騎兵同士の間を駆け抜けながら、擦れ違い様に剣や槍を振り抜いた。足は止めることなく、駆け抜ける軌道を南から東へと向け、大きく反転してから再び西へ向かい、敵陣を駆け抜け北へと軌道を向け、反転して南下する。そんな動きを繰り返す]