人狼物語−薔薇の下国

515 豪華客船の共存試験


ギィ

[触れる指先の感触に、喉の奥で笑う。
機嫌のいい猫が喉を鳴らすように。

抱き上げられ、近くなった首筋に鼻を擦り付けた。
耳に歯を立てるのも上機嫌の証だ。
薄く滲んだ赤を、舌を伸ばして舐める。]


 もちろんだとも。脱がせておくれ。
 おまえの手で、私を解放して。


[時間を掛けて解かれるのも好きだけれど、強引に剥ぎ取られるのも好きだ。
リボン一本解くのに唇を交わしボタン一つ外すたびに舌絡ませる濃密な時間も、ひと息に裂かれ剥かれる被虐の背徳感も、どちらも好い。]

(46) 2019/01/20(Sun) 23:56:38 (ねこみち)

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