……リーザ?
[リーザの姿が見えない。
どうしたのだろう、と杖を手に立ち上がると同時に、悲鳴が響いた>>2。
間違えようのないリーザの声に、ざっと血の気が引く。
どうした?
何があった?
左足を引きずるようにして部屋を飛び出す。
錆びたにおいがした。
昨日の物とは違う、新しいにおいが宿に充満している]
リーザ!!
[どこだ? どこにいる?
悲鳴の聞こえた方角、そして漂ってくるにおいを頼りに、廊下を進んでいく。すると、玄関から出ようとするリーザの背中>>37と、その向こうに村長の姿が見えた>>44]