["後"から知れば、あの銀嵐の日。
ミストの天気予報が外れた猛吹雪の中、パン屋のお使いに麓の村まで出ていた俺を心配してたらしい。
まさか俺が最初から家にいる事は考えなかったみたいだ。
そういえば、バスケットやお金を忘れたみたいだから、しこたま怒られると思った。
でも結局、俺が無事で済んだ事で、親は全部水流しにする事にしたのと。
その次の日から1週間程の長い間。
俺は始めて、長い間高熱と風邪に魘されたから。
結局その辺は有耶無耶で、俺は確かに銀嵐の前夜には、既に家へ無事に戻っていた。それが結論になった]