…竜も、魔族も、そう変わらぬ点もあるのだな。
当たり前なのだろうが聞くまでわかっていなかったな。
[少しだけ意外なような。だが、力や意志をぶつけあってわかるような時を過ごしたことを考えれば当然だったか。とは思う。]
とはいえ、同じ日々ばかりでは枯れてしまうな。
俺は魔術を上手く使えないというので色々あったが、退屈という点はなかったからな。
[ただそこにある葛藤やらが全て、同じとは言わないのも理解しているつもりでいた。
茶器>>44を受け取り、穏やかな口調で品よく扇で口元を隠すアデルを見ながら、程よい温もりとなった花と蜜のお茶を、ゆっくり味わう]