『......今も養子などを引き連れて、ますます意気軒昂、と、伝え聞きましたな。おそらく、今度の戦にも駆けつけているでしょう。』
[ 無口で知れたチャールズ軍団長も、重々しく頷いて同調を見せるに至り、ナイジェルも口を閉ざす。 ]
『アレの突撃は、弓騎兵の援護もなく防げるもんじゃないからな。命大事と思うなら念のため連れて行け。』
『たまには、老兵の忠言にも耳を貸すのが兵を預かるものの務めですぞ』
御二方に、それほどまでに強者と認められる御仁、とあれば、むしろお手合わせ願いたい欲に駆られますが...解りました、それでは、弓騎兵も入れてお預かりします。
[ 結局、彼らの忠告に従って、編成は確定したのだった。* ]