[ 遊撃隊が出発した後、一度聖殿に戻ったカスパルの元へ、東方面の陽動案がサシャ達から齎される>>33 ]
なるほど、承知しました。では、その役目は私自身が請け負いましょう。
[ 向こうもカスパルが騎士隊の指揮官であることは既に知っている筈だ。その自分が、先頭にたって東を護る姿を見せれば、護りが偏っていると見せる効果があるだろう、と、そう告げてから、サシャに笑いかける ]
昨日、川が危ないと伝えてくれたのも君だそうだね。知恵と勇気のある若者が居てくれて心強い。
今日も、よろしく頼むよ。
[ そう言い残して、東の跳ね橋から外の護りについたカスパルは、言葉通り、先頭に立って、現れた第一陣の魔物達を、烈火の勢いで打ち破った* ]