ちょまっ! のぁああぁあ!!
[滑り台のようだなと。
吾が小物に語りかけるより先に、吾らは傾斜を転がされた]
あぁぁああぁぁぁ!
[ぐるぐる巻きに拘束していた細い枝を引き抜きながら与えられた回転は、独楽回しの独楽もかくや勢いよく東屋>>#1へと突っ込んだのだった。
滅多にない体験故に小物は喜々として転がされていたし、吾もちょっと楽しくはあったのはここだけの話であるし、
「楽しかったのでもう一回!」と小物が樹木にねだった結果、
90回めにして勢い余って壁に激突し、意識を失ったのもここだけの話である**]