[口づけはなされたか?それとも、抵抗はあったか?抵抗があれば無理に事を進めるような真似はするまい。なんにせよ、抱き寄せた身体を労るように一度寝台へ横たえさせながら、その青い髪を指先で梳く。ふと、先程自身が髪に挿した三色スミレに視線を向ければ]…そう言えば、あんたは何の花が一番好きなんだ?[思えば天界にいた頃、そんな話をしたことがなかったことに気づく。せっかくの機会だ、そんな話くらいしても許されるだろう。そう思って彼女に話を振ってみる]*