>>42[その貴族然とした受け答えも、声も眼差しも、兄のものと酷似している。兄であって欲しい。ここが夢の中だとしても、ユベールがいない世界は嫌だ。] 力になれるとも、ユベール。 狩りにゆくか、それとも、薔薇の世話をしにゆこうか。[こちらが曖昧な態度だから、相手にも迷いが見えるのだと思った。ならば、徹頭徹尾、ユベールとして扱えば、相手にもユベールの自覚が戻るはず。理論の飛躍に拘泥することなく、抱擁せんとした。*]