― 霧の平原 ―[剣戻しつつ、視線を向けるのは石の手甲を手に身構える姿。>>36討伐隊に加わった経緯は、既に蒼龍より伝え聞いている。故に、集合の場でも特に何かいう事はなかった。畏怖されている事>>34には気づいていたから、無為に脅かさぬように、との思いも一応はあったが]……時移ろい、在り方は変容す……か。[そんな呟きを一つ、落として。す、と流れるように視線を外し、改めて霧の先を見据えた]