滑らかなるもの 磨かれし玉肌よ
ここに聳え道を阻め 其を傷つけるもの拒絶せよ――!
[節に乗せて唱えれば、眼前の舗装が盛り上がり、道を塞ぐ形で壁が出来る。
敵がリヒャルトを追う形で動くなら、こちらに割かれる兵の数は減るはずだ]
少しでも……時間を稼ぐ役に立てばいいのだけれど。
[侵攻ルートを限定させるためのものだが、城壁をも超える相手にどこまで通用するかはわからない。
結果までは確かめず、壁の裏から建物の影を通って、リヒャルトの方へ距離を詰めていく]
[既に内部への侵入を許していること>>42には、まだ気付いていなかった]