>>36
[オズワルドと名乗る――小津という男がこちらへ会釈し、自分を一瞥する。こちらも相手の自己紹介をちらりと見れば、隣のナネッテとともに、2人は学生のようだった]
(そう…だよね。若いもん)
[所内でも沢山の学生と接するけれど、数歳違うだけのはずなのに、オーラが違う。若さが違う。社会人になって、負ってしまった責任とかストレスとか、そういうののせいで、一気に大人びてしまった気がする。私。
はぁぁ……ため息をついているところで、あの半裸から受け取る紙。そして聞こえてくる「謎」の言葉>>44。]
これ……が?
[ただ描かれているそれを、じーっと見つめる。]