[さて、スノウとは幾らか話をしただろうか。
用事があるからと言いおいて手を振れば別れて
ダーフィトは医務室への道を歩いていた。
目的地へ近付くにつれて
顔がウンザリといった様相に変わるのは
…ほら。不可抗力ってやつだ。多分。]
眠ぃ…俺の安眠が…、ベッドが…
[ぶつぶつと呟きながら大あくびを溢した。
医務室にもベッドくらいあるから
マットが固いことに目を瞑れば眠れなくはない。
が、友人兼医者であるカークがそれを許すかというと…]
……微妙だ。
いや、待てよ?隙を見て…
[睡眠に関しての悪知恵はある方である。
何せ特技はどんな場所でも5(5x1)秒で眠れることなのだ。]