− ブラバンドの名も知れぬ路地 (回想) −[啖呵を切れば、アレクシスは笑った。>>38「期待をしていた」と言った。つまり、思惑と合致しなかったのだろう。失意で笑う男だった。背を向けた男が軍機を洩らす。>>40] 噂には聞いていたが、本当にシルキーを矢面に立たせるのだな。 あの清楚な乙女を。 それで、解放軍が恐れ戦き武器を下げたところで殲滅か。[この時点ではまだ、シルキーが指揮を執るとは知らず、唇を噛む。]