― 回想:数か月前・クラタエグス砦 独房 ― ……そういう物、なのか。 ああ、まあ……傭兵が捕虜としての価値が薄い、と言うのは、理解はしていたが……。[>>4:234あくまでもそれは【理解】の範疇。実際の傭兵や、雇う側の在り方は、今目の前の男を通じて見るのが初めてで。とりあえずは、“そういう物”と思っておけばいいらしい。]