― 混沌の神殿 ―[世界のあちらこちらに現れた混沌の怪物は、倒されれば砕け散り、消滅する。怪物を形作っていた混沌の欠片は、霧になってどこかへ去っていった。彼らが戻るのは、大いなる混沌の王の元。いくつもの世界を渡り歩き、呑み込んできた"侵略者"の一部へと戻るのだ。空も大地も禍々しい色に染まった世界の一角に、巨大な建造物がある。冒涜的な造形と吐き気を催すような色彩を纏うそれは、それでも神殿というべき佇まいをしていた。]