[やがて、ルートヴィヒの言葉通り 『路』への入り口が敷かれる。] 座標ぴったり。さすがるぅと神官長。[言いながら、言霊石を握りこみ、 準備が整っていることを根側へと短く告げる。 すぐさま同僚からの返答が返ったのにも、口許を上げた。 タチアナの測ってくれたタイミング通りに言霊石を入り口へと掲げれば、石の周りを覆うように明滅していた緩い光は徐々に輝きを増し。 白く渦巻く入り口からその先へ、道なりにまっすぐ、一条の光の軌跡を描いた。]