もうすぐ森のドワーフ達が、お前たちの為に腕輪を持ってくるだろう。
精霊の加護を絡め、ドワーフが祈りを捧げて作る腕輪だ。身体の力を強める効果がある。
みなお前の為にと頑張ってるけど、もう少し時間がかかるようだね。
それからほれ、タムリン。
[用事があったんだろうと、隠れていたピクシーを呼ぶと、小さな妖精は恥ずかしそうにカレルの元へと飛んで、その鼻の頭に小さなキスをひとつ落とした。
ほど近くにいただろうペガサスの鼻先にも口づけひとつすると、妖精はすぐにまた隠れてしまった。]
妖精の祝福は護りになる。
小さな守りだが、お前たちには役に立つだろう。