― ローゼンハイム個室 ―
ローゼンハイム、さ……。
[ひどい臭いと死の気配に吐き気を堪えながら、昨日疑った彼の変わり果てた姿を薄目に見る。
それから、何故かとんでもない状況のシメオンも。腕の落ちる音>>39に肩を震わせながらも、声を絞り出した]
まっ……待って!
落ちつこうよ、ねぇ…ローゼンハイムさんの前だよ!
それに、それに……怖がりの墓守くんに
こんな大それたこと、出来る筈ない、じゃない。
[名乗るべきか、躊躇いが言葉を迷わせる。まして、昨日さんざんあげつらったシメオン相手では説得力がないだろう]
ねえシメオンさん、一晩中ここにいた訳じゃないんでしょ…!?
[飛び出していくオクタヴィア、緊迫した状況に悲鳴をあげたかった**]