―1日目・PM10:45・ラウンジ―
お? トールか。
こんなことする余裕があるのは今日だけかもと思ってな。
[かけられた声>>26は初日にも聞いたそれ。視線を上げれば予想に違わぬ人が立っていたから軽く手を振って応じた。無音の錬成魔法──氷で満たされた二つ目のグラスがテーブルの上に着地、誘うように隣を軽く叩いて]
酒は誰かと飲むのが一番旨いからな。
こっちこそ、誰か通りがからないかと期待してたところだ。
[顎でしゃくってグラスを持つよう促す。持ったなら角瓶を傾けて酒精を注ぐつもりだ]
来たのがお前で運が良かったかもな。