そうか、ああ...けど、記憶があるなら、それはそれで不快かもしれないな。
[ どうやら記憶喪失ということもなさそうなのは良かったが、「目」に取り憑かれていた間の振る舞いを恥じる様子に気の毒そうな顔になる ]
名といっても、多分俺とシェットラント殿の生きる世界とは違うだろうからな。
[ シェットラントの口にした騎士団の名をロー・シェンは知らない。
魔物の蹂躙により人間の国が極端に少ない時代において、残された最強国と言っていいレオヴィルの王が知らぬ騎士団の存在は有り得なかったから、そう告げた。
まさかずれているのは「時」だとは思いもしない ]