人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


黙示天使 アデル

 ― トラオムング上空 ―

[周辺の天使兵らに大まかな指示を与えつつも、黙示天使は眼前の目標を注視していた。
 宇宙船の護衛の中でも目を引くのは、周囲を螺旋の如く上昇する飛行隊か>>38
 その中の一機が、こちらの接近に気付いたか、旋回しこちらへ迫る>>40]

 直接私を狙うというのか?

[黙示天使の顔に浮かぶのは冷ややかな笑み。
 数十の下級天使が盾となり、機銃を受けつつも光の矢を放つ。
 編隊の如きそれらが複葉機へ突撃する背後で、黙示天使は杖を構え聖句を唱えんとしたが]

(45) 2017/11/04(Sat) 12:30:47

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