お護りするのが仕事…
とてもお強いのですね。
[ ふと自分の背中の焼印を思い出す。
護る、といえば私も護る事ができるのだ。 ]
ですが…私などのためにお手を煩わせる訳にはいきません。
[ まだ見ぬ主人を護るその時まで、私は死ねない。 ]
どうか、他の皆様を────
[ けれど自分が死なぬよう護ってもらうのは違う。
何故なら私は
────"奴隷"だから。 ]
クレメンス様、ですね。
私は…ヴィクトリア、と申します。
[ 相手が私を奴隷だと思っていなくても
自分の身は自分でなんとかしなくてはいけない。
"私のために"など、あってはならない。 ]