[ゲオルグのほうをちらりと見る。どうやら一時の怒りは収まっているようで、ほっと息をつく。とんでもない辞令を本国から預かってきて、彼に謝罪もせずこの場所にいるけれど。指揮官まで務めた高級将校と仲違いすることは割けねばならなかった]ゲオルグ大佐。先ほどは非礼をしてすまなかった。本国の意志でこういうことになってしまったが……これからもフェーダ公国の為に、力を尽くして欲しい。[そうゲオルグに告げると、ベリアンに向き直った]