ん、わかった。 ここにずっといるなら、きっと、俺、楽しい。[迷いなく返した言葉の理由は、上手く説明できなかったけれど。不安を示す事もなく、あっさりと受け止めた少年の様子に、父が拍子抜けしたように瞬いたのは──今でも、鮮明に覚えている。**]