― 中庭・綿菓子屋台 ―[翼竜はこちらの問い掛けに喉を鳴らしつつ、じっと綿菓子を見詰めている>>41。 つい微笑ましく眺めてしまうけれど、この段階まで成長した竜との付き合いには、まだ自分の知らない苦労があるのかもしれない。 追い付いてきた青年から代金を受け取りつつ] ありがとうございまーす。 あの、よかったらご自身の分も買っていってくださいね。 竜とのセット割もありますから。[そう声を掛けてみる。 学生は誰も彼も催しで忙しい時間帯なので、自身のおやつを買う余裕はないかもしれないが]