民が変われば国は変わる
民が変われば国は変わる
国はね、織物のようなものだよ
縦の糸も横の糸も一本抜ければ解れてしまう
確りと形作れるかどうかは
[ 絵描きもまた民の一人ではと
言われてしまえば大変に耳が痛いところ。
生憎と踏み込まれることは無かったから
差し出された羊皮紙>>6:29を受け取り
綴られている文字をさらりと読み流して ]
…………わかった。確かに渡しておこう。
約束ごとを自分から反故にしないように、とも。
[ 娘の為に態々と言うほどには
養父として慣れて、きたのだろうか。
そんな複雑な心中を知るでもなく
席を立つ彼女と約束を一つ交わした。 ]