昔からとある国(ヨーロッパ)では、結婚式で花嫁が何か青いものを身につけていると幸せになるという言い伝えがあるんですわ。
サムシングブルーという言うんだそうですわ。
青く澄みきった花が数多く咲き誇るデルフィニウムは、まさに花嫁に相応しいものと考えてますわ。
そしてデルフィニウムの語源はギリシャ語のイルカ「デルフィン」
そこにはある言い伝えがあるのですわ。
「昔、ギリシャでオルニトプスという青年が海に溺れかけたところ、イルカたちが助けました。
それ以来、青年は毎日のようにイルカと戯れるようになりました。
ところが、イルカたちの訪れは漁の妨げとなり漁師たちはイルカ捕獲計画をするようになりました。
イルカの捕獲計画を知った青年は、彼らを逃がしてしまいます。
しかし、怒った漁師たちは青年を海に投げ込み死に追いやりました。
命を落とした青年を悲しみ、イルカたちは神に頼んで、青年の魂をデルフィニウムの花の姿に生まれ変わらせたといいます。」